混同されやすい統合失調症との違い

自律神経失調症と統合失調症は、混同されやすい病気ですが、症状や治療法は異なります。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経の2つから成り立っている自律神経のバランスが崩れたことにより、自律神経系の不定愁訴を有するものです。また、器質的病変が臨床検査で認められず、顕著な精神障害のないものと暫定的に定義されています。

自律神経失調症は、意思とは関係なく調整する呼吸や代謝、循環、消化などの神経系のバランスが崩れるため、様々な症状があらわれます。自律神経失調症の症状は、患者によってその強弱も異なるため、特定の症状のみ強くあらわれたりする場合があります。症状には、めまいや吐き気、頭痛、過呼吸、生理不順、手足のしびれ、多汗、情緒不安定など身体的精神的にあらわれます。

統合失調症は、2002年まで精神分裂病と呼ばれていた代表的な精神病のひとつです。症状としては、幻覚や妄想、自我障害、興奮、拒食などの陽性症状と幻覚や妄想など以外のエネルギー低下からおこる陰性症状と呼ばれる感情鈍麻などの感情の障害、拒絶、意欲低下、無関心などの症状があります。

自律神経失調症の治療の多くは、心療内科や神経内科が一般的に対し、統合失調症は、精神科が一般的です。また、自律神経失調症は、ストレスや更年期などによるホルモンバランスの乱れが原因のことが多く、薬物療法以外にも、自律訓練法や一般心理療法があります。統合失調症は、脳内の伝達物質ドーパミンが過剰であったり、少なすぎて起こる脳の病気と言えるため、一般的な治療は薬物療法になります。

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