自律神経の乱れから頻尿の症状が現れる

膀胱神経症は、女性であるがゆえの多い悩みの一つです。月経時に症状が悪化したり特に更年期女性に多く見られる傾向があります。実際に膀胱炎と似た症状を現しますので、医療機関で診察を受け初めて病名を知る人もいます。但し、細菌が感染しておこる膀胱炎とは違いますので、治療法も違います。

症状としては、常に尿意があり、骨盤のまわり、下腹部、 ふともも、膣、外陰部などに痛みを感じる。検査をしても腎臓や膀胱などに異常がみられず、日突然治ることもあるが又症状があらわたりする。

尿意を気にすればするほど症状も強くなるといった傾向にありますが、睡眠中には尿意を感じないのも特徴です。特に自律神経失調症にかかっている人が、発症しやすくなります。

自律神経失調症は自律神経の交感神経と副交感神経のコントロールがうまくいかない為、様々な症状が現れてきます。自律神経失調症といっても心臓神経症・起立性調整障害・過呼吸症候群・過敏性腸症候群・更年期障害心因性性障害・めまい等別の名前で呼ばれることがあります。

自律神経失調症にかかっているとなぜ膀胱神経症にかかりやすいのかというとと、排泄は自律神経がつかさどっていますので、交感神経が刺激され膀胱が小さくなります。結局、少量の尿しか溜めることが出来ず頻尿という症状をひきおこします。そして、不安やストレスによって又交感神経を刺激してしまうという悪循環を繰り返します。

膀胱神経症を改善するには、副交感神経が優位にして自律神経を整えることが大切です。又、自律神経失調症を治すには体だけでなく不安やストレスを取り除くといった精神的にもリラックスすることです。

混同されやすい統合失調症との違い

自律神経失調症と統合失調症は、混同されやすい病気ですが、症状や治療法は異なります。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経の2つから成り立っている自律神経のバランスが崩れたことにより、自律神経系の不定愁訴を有するものです。また、器質的病変が臨床検査で認められず、顕著な精神障害のないものと暫定的に定義されています。

自律神経失調症は、意思とは関係なく調整する呼吸や代謝、循環、消化などの神経系のバランスが崩れるため、様々な症状があらわれます。自律神経失調症の症状は、患者によってその強弱も異なるため、特定の症状のみ強くあらわれたりする場合があります。症状には、めまいや吐き気、頭痛、過呼吸、生理不順、手足のしびれ、多汗、情緒不安定など身体的精神的にあらわれます。

統合失調症は、2002年まで精神分裂病と呼ばれていた代表的な精神病のひとつです。症状としては、幻覚や妄想、自我障害、興奮、拒食などの陽性症状と幻覚や妄想など以外のエネルギー低下からおこる陰性症状と呼ばれる感情鈍麻などの感情の障害、拒絶、意欲低下、無関心などの症状があります。

自律神経失調症の治療の多くは、心療内科や神経内科が一般的に対し、統合失調症は、精神科が一般的です。また、自律神経失調症は、ストレスや更年期などによるホルモンバランスの乱れが原因のことが多く、薬物療法以外にも、自律訓練法や一般心理療法があります。統合失調症は、脳内の伝達物質ドーパミンが過剰であったり、少なすぎて起こる脳の病気と言えるため、一般的な治療は薬物療法になります。